ケアマネージャーの仕事内容
ケアマネージャーは、介護の現場におけるマルチプレーヤーです。業務内容には大きく3つの面があります。
1)介護認定に関する業務
現在、介護にかかる費用に対しての補助を受けるには、地方自治体から「介護を要する状態だ」という認定が必要です。介護認定申請や更新に関わる手続き代行は、ケアマネージャーの役割です。また、市町村から委託を受け、介護認定の調査員となることもあります。
2)介護プランの作成業務
介護を必要とする人それぞれの状況にあった介護計画を作成する仕事です。保険内で効率よく満足度の高い介護内容を考えることが重要なポイントになります。介護保険制度を熟知した上で、利用者の希望を取り入れ、臨機応変な対応が必要となります。
3)サービスに関するコーディネート業務
実際に介護にあたるヘルパーの調整、施設と利用者のマッチング、サービス状況のモニタリングなど、介護サービスの利用者と提供者の間にたつ様々な業務があります。監督者としての資質も問われる仕事です。
このようにケアマネージャーには、サービスの提供側と利用者側、相互の立場での仕事があるため、誠実で公正に業務に臨む態度が求められます。どちらの立場にあっても、ケアマネージャーの本分である「介護支援者」という役割を一番に考えることが大切でしょう。